友人と道に迷った日

友人ととある書店に向かっていた時のことです。それはとあるジャンルの専門書を数多く扱っていることで有名な場所で、2人とも初めて訪れるお店でもありました。なかなか訪れる機会のなかった町にあるため、一応ネットで下調べして、ルートを何となく頭に入れてから向かったのですが、見事に迷ってしまいました。
「こっちじゃない?」「いやいやこっちじゃない?」と繰り返すこと数回、そもそもスマホで地図を見ながら行けば良いと気付いたのは、それから数分後のことでした。2人とも機械には疎い方で、スマホの前に持っていたフィーチャーフォンも、メールと電話専用だったという経歴の持ち主ですので、「手のひらサイズのツールを使って屋外でネットを閲覧する」こと自体、なかなか思いつかなかったようです。
とりあえず見当違いの方向に進んでいたわけではないことが分かったので、2人で画面を覗き込みつつ、ああだこうだ言い合いながら何とか正しい道に戻りました。
ちょっとしたトラブルに見舞われましたが、どうにか着いたお店はまさに宝の山でした。知りたかったあれやこれやがとても詳しく書かれた本がたくさん。ちょうど今ハマっている時代の小説を読むのに必要だと感じていた情報が書かれた本も数多くあって、ついつい買いすぎてしまいました。終わり良ければ全て良し、ですね。

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美味しいお寿司屋さん

友人おすすめのお寿司屋さんに行ってきました。私はお寿司が大好きです。子供舌なので、いわゆる「通」なネタはあまり好きではありません。とても分かりやすい味のものが好みです。サーモンだとか、トロだとか、イクラだとか……。中でも目がないのがイクラです。紅い宝石のようなそれがこんもりと盛られた丼を前にすると目の色が変わり、明らかにテンションがおかしくなるそうです(友人談)。
そのお寿司屋さんはその私の大好物の盛りが多いことで有名だそうで、お座敷に通されるなり周囲を見回してそわそわしてしまいました。現物を見るのを待ちきれなくて……(笑)。やがて寿司下駄に乗せられて運ばれてきたそれの盛りは、確かに話題になりそうなものでした。ごく普通の軍艦なのですが、紅くてつやつやした、見るからにおいしそうなイクラが豪快にこぼれ落ちていました。おたまですくってそのまま盛りつけたのではないかと思うくらい。
こんな素敵なお店を教えてくれた友人に心から感謝しつつ、しっかりと粒の立ったそれを一口でパクリといただきました。甘塩っぱい味が口の中でぷちぷちと弾けて、とても幸せな気持ちになりました。
私も何かお礼に美味しいお店を紹介したいのですが、今のところ思いつきません。美食家で有名な小説家さんが愛したお店にでも、今度一緒に行ってみようかと思います。

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早朝の電車の中で

早朝の電車で移動していた時のことです。ラッシュ時ではなかったので人少なでした。昇り始めたばかりの朝日が黄金色の光を投げかけ、その光が線路沿いの家屋に遮られて古い映画のように瞬いているのがとても美しかったです。
同じ号車に乗り合わせた乗客の中に、おそらくはラクロス部と思しき学生が2人いました。カバーを掛けたラケット(スティック?)の形が特徴的だったので、多分そうだと思います。学校名の入ったジャージを着ていたので、朝練か何かに向かう途中だったのでしょう。
彼女たちは比較的大きな声でおしゃべりをしていました。年頃の女の子らしい話題が多かったように思います。やがて不意に聞こえてきたとある映画のタイトルが、久々の早出でどろんとしていた私の目をばっちりと覚まさせてくれました。
その映画はその年に公開されたばかりの、とあるSF小説が原作のものでした。多少シナリオが改変されていたのですが、小説にあった魅力を損なわずにうまく料理したというので話題になったものでもありました。
私もとても好きになった映画だったので、ついつい聞き耳を立ててしまいました。彼女たちはいわゆる「腐女子」だったようで、その視点からの感想はとても新鮮でした。何気ないシーン1つとっても、色んな捉え方が出来るものなのですね。また改めて観に行きたくなった出来事でした。

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ブルーレイ化された古いアニメ

友人に誘われて、一昔前のアニメを視聴してきました。彼女はその作品の大ファンだそうで、DVD化を飛び越えてようやくブルーレイディスク化されたことが、それはそれはうれしかったそうです。好きな作品をいつでも好きな時に観られるというのはとても幸せなことですよね。よく分かります。
お祝いも兼ねて、彼女の好きなケーキ店でお土産を買ってから訪問させてもらいました。美味しい紅茶も淹れて、準備万端。ロボットものなのですが、○年の時を経て最新技術でフルCG化された主人公機がディスクオープニングとして映された時には、2人で思わず「おお~!」と声を上げてしまいました。その直後に流れ出す、昔懐かしのオープニングテーマ。そうそうこんなのだったなあ……としみじみ思い返しながら楽しみました。
とりあえず1クールを1時間ごとに休憩を挟みながら視聴。虫食いだらけの記憶が次々と補完されていくというのは、とても不思議な感じがするものですね。脳の古い階層が掘り起こされるようで、懐かしくもあり、新鮮でもあり……長年抱いていた印象が180度変転してしまったシーンもありました。
帰り際、彼女からはお土産として古いノベライズを渡されました。うまいこと布教されてしまったようで、また観に行くのが楽しみです。

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お土産の紅茶缶

日頃親しくしてもらっている小説仲間から、海外旅行のお土産に紅茶缶を2つ頂きました。アールグレイと、私の好きなベリー系のフレーバーティーです。紅茶缶って見た目もかわいいですよね。開けるとふんわりと良い薫りが広がって……この瞬間が大好きです。さっそくポットを温めて、彼女といっしょに頂きました。どちらの味も、とっても美味しかったです。
翌日は、お昼の読書のお供に、まずはアールグレイを淹れました。お昼ご飯を食べた直後って、すごく眠くなるので……ちょっとカフェインの入った美味しい紅茶は、眠気覚ましにも、食後にひと息入れるのにもぴったりだと思っています。
3杯ほどじっくり味わってから、ベリー系にチェンジ。その時ふと思いつき、たまたま作る予定だったパウンドケーキの1つに、その茶葉を少量練り込んで焼いてみました。バターの薫りと甘酸っぱい薫りが溶け合わさって、家人にもなかなか好評でした。
そんな風にして毎日のように飲んだり、お菓子に使ったりしていたら、あっという間に空になってしまいました。空になった缶は小物入れにしたり、インテリアとして飾ったりしています。次は私が彼女にお土産を持っていく番。喜んでもらえると良いのですが。

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トリックアート展に行ってきました

家人と連れ立ってトリックアート展に行ってきました。錯視を利用しただまし絵ですね。四方の階段が繋がっているのに、どこが最上段か分からない絵などが有名なのではないでしょうか。到着してみると、休日の家族連れやカップルなどでとても賑わっていました。しばらく並んでから受付完了。
お約束の飛び出して見える絵や、半周ずらすだけで描かれている人物が増える時計など、不思議なものとたくさん出会うことが出来ました。映画の原形の1つと言われているゾートロープも展示されていて、体験出来て嬉しかったです。
特に面白かったのは、ぱっと見は単なるデタラメな図形の集合体にしか見えないのに、付属のシートを所定の場所に置くと、実はその図形はとある文字だったことが判明するパネルでしょうか。この錯覚を利用したトリックが文中に存在するミステリー小説の大ファンだったので、「これこれ!」とつい年甲斐もなく騒いでしまいました。反省しております。
他にも、延々と星空が周囲を回転し続けている通路などが面白かったですね。くらくらしてしまって、全然まっすぐ歩けないんです。何とかまっすぐ歩けないものかと、2、3度ほどチャレンジしてみましたが、駄目でしたね。内なる子供心が躍るような、とても楽しい体験でした。

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仲のいい友達が集まるテーブルには

たまに仲のいい女の子同士会ってただだらだらと近況を話し合い、なにか特に意味のない事だけど愚痴ったりするのは結構楽しい物で、また近々友達と集まる予定を考えています。お酒を呑む子もいれば全く呑まない子もいます。それでも皆おつまみは大好き。なので集まる時には簡単だけどおいしいおつまみを考えたりして作るのが大好きです。雑誌やネットなんかで簡単に出来るおつまみのレシピをあちらこちらから拾ってきて、その中から又選りすぐられた何品かが机の上に並びます。あり難いことにみんな特に好き嫌いもなく何でも食べてくれるので作る側に立った時にとても助かります。今回作ろうと思ってるのは冷凍のパイシートを使ったピザとか、安いお刺身を買って来てお皿になんとなく並べてサラダをちょこっとのせ、オイルと塩胡椒でカルパッチョ風とか、カロリー抑える為にヨーグルトにココアをふりかけたなんちゃってティラミスとか、チーズをちょっと焼いてカリッといただくとか、簡単だけど豪華に見えそうな感じなのを選んでみました。他のお友達も何か作ってくれるといっていたので、あまり大量にならないように気をつけないと。会っている時間も楽しいですが、こうやって何をするかと考える時間も楽しいですよね。

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誰にでもある初めての事

カルガモの赤ちゃんは初めて見た動く物を親として判断して動くと言います。人間は誰にでも初めてする事、見る事がたくさんあります。初めて話す、歩く、泣く、読む、泳ぐ、それに加え精神面での初めてもたくあんあります。悲しんだり喜んだり、後悔したり反省したり、傷ついたり。さすがにカルガモの様に初めて見たものがそれだと決定的になることはありませんが、一番最初に経験した思いや行動はその後に心に残る物です。初めての恋愛、初めて読みきった本、友達、料理、勉強、失敗、挫折、後悔など経験と感情はその感動も、ショックも大きい物です。初めての失恋に、自分はもうこの先恋愛なんかしたくない、もう傷つきたくないと心に誓ったのに、新たな恋愛をして恋人を見つけたりしたことのある女性は少なくないはずです。努力をして良い結果を得てその快感を学んでまた努力をする人もたくさんいるでしょう。結果が出なかった時のショックも大きい物だろうけど、それでも前に進もうと頑張るのが私達だと思うんです。幾つになっても、どんな事でも初めての事には臆病になりがちだけど、勇気をもって取り組めていけるような、そんな気持ちと度胸を持てるような女性になっていきたいですね。

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花粉症の薬が欲しいとき

毎年、花粉症の季節がやって来ると、耳鼻科に行って薬をもらっております。この薬が大変眠くなるのです。就寝前に飲むタイプです。が、その時間はたいてい小説を読んでいるので、うっかり夢中になって飲み忘れてしまうことが間々あります。その明け方は、それはもう悲惨です。鼻が詰まって目覚めたり、自らのくしゃみの大きさで目覚めたり。寝直そうにも、花粉症の症状が不快すぎて不可能なのですね。
仕方なく、薬を飲みに床を立ちます。寝直すためだから、ある意味就寝前だから、と自分に言い訳しつつ……。そして数十分後、襲いくる強烈な眠気。あやうく職場に遅刻しそうになったこともあります。これは私の体質的なもので、薬が悪いわけではないようなのですが。そのおかげか、その時期は不眠知らずです。
その代わり、時期を外れた日の眠れない夜などは、布団の中で輾転反側しながら、あの薬があればなぁ……なんて思ってしまいます。ちゃんと時間を守って飲めば、寝付きが良くなって朝までグッスリ眠れるんです。しかし、あれはあくまで花粉症の薬。
諦めて起き上がり、心を落ち着けて小説を読むのが、案外早道だったりするんですよね。そしてまたうっかり夢中になってしまうと、いつの間にか朝日が射していたりもするのですが……。

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ある日の嵐

強風がふきすさぶ日に高速バスに乗るのって、怖いですね。車体が大きい分、モロに風にあおられるので、ふとした瞬間に蛇行しちゃいそうで怖いんですよ。バスの車内では小説を読んで時間をつぶすことが多いのですが、その日はちょっとそれどころではありませんでした。気が散ってしまって。
風がぶち当たることで生じる旗がはためくような音と、運転手が車体の向きを立て直すために小刻みにハンドルをさばくことで生じるカクカクした揺れが、いつになく緊張した雰囲気を車内に充満させていました。何かもう、「遅れてもいいから安全運転でよろしくお願いします!!」と心の中で願わずにはいられない感じ。運転手を信頼していないわけではなかったのですが、心情的に。
目的地に着いた時には十数分の遅れが出ていました。何はともあれ無事にたどりつくことができたので、ほっと胸をなで下ろしたことを覚えています。
こういう強風が、思いも寄らぬ事態を引き起こすことがありますよね。小説なら「~の嵐」なんて比喩されるような。個人的に印象深いのは某古典文学の野分。御簾が舞い上がって、中にいた女君の姿を義理の息子が目撃してしまうというシーン。
現実にはそうそうドラマティックな嵐は起こらないのですけれど(少なくとも私の周囲では)、十分ドキドキさせられました、という話でした。

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